ご遺族が葬儀のあいだ、ずっと気にかけておられることがあります。
「この先、まだ何かいるんだろうか」
葬儀の費用は見積書で示されます。けれども、お布施や四十九日の準備、お寺様へのお礼といったものは、見積書には載りません。そこが見えないままだと、いつまでも落ち着けません。
私たちが実際にしていること
私たちは打ち合わせの席で、この先に必要になるものを紙に書き出して、その場でお渡ししています。印刷物ではなく、手書きです。そのご家庭の宗派やお寺様、日程に合わせて内容が変わるからです。
お渡しすると、こう言われることがあります。
「ここまでしてもらえるんですね」
書いてあるのは、特別なことではありません。ただ、先が見えるだけで、気持ちが軽くなるのだと思います。
以下は、そのときにお書きしている内容の一般的な形です。
葬儀のあとに必要になるもの
| 時期 | 必要になるもの | 備考 |
|---|---|---|
| 葬儀当日 | お布施、御車料、御膳料 | 白封筒または奉書紙。表書きは「御布施」 |
| 葬儀後〜納骨まで | 火葬許可証(埋葬許可証)の保管 | 納骨のときに必要。紛失に注意 |
| 亡くなられてから14日以内 | 国民健康保険・後期高齢者医療の資格喪失届、世帯主変更届(必要な場合) | お住まいの市役所 |
| 亡くなられてから10日〜14日以内 | 年金の受給停止の手続き | 厚生年金は10日以内、国民年金は14日以内が原則。年金事務所など |
| 葬儀の翌日から2年以内 | 葬祭費の申請 | 国民健康保険・後期高齢者医療の加入者。早めの申請がおすすめです |
| 四十九日まで | 本位牌の準備、納骨先の相談 | 本位牌は2週間ほどかかることがあります |
| 四十九日 | お布施、お斎(会食)の手配 | 人数の確定が必要 |
| 一周忌まで | 仏壇の検討、法要の日程調整 | お寺様と相談 |
※手続きの期限や窓口は、加入している保険や制度、お住まいの市町によって異なる場合があります。詳しくは各窓口でご確認ください。役所での手続きをくわしく知りたい方は「葬儀後にやるべき手続きとそのチェックリスト」もあわせてご覧ください。
お布施について、よくいただくご質問
「いくら包めばいいのでしょうか」
これがいちばん多いご質問です。お布施は決まった料金ではなく、お寺様へのお気持ちとしてお包みするものですが、それでは判断のしようがない、というのがご遺族の本音だと思います。
地域やお寺様によって差がありますので、遠慮なく私たちにお尋ねください。
そのお寺様のこれまでの例をふまえて、目安をお伝えできます。直接お寺様にお聞きいただいても、失礼にはあたりません。
「どのタイミングでお渡しするのですか」
式が始まる前のご挨拶のとき、または式の後にお渡しするのが一般的です。切手盆や袱紗(ふくさ)に載せてお渡しします。これも当日、私たちがご案内します。
わからないことは、その場で聞いてください
ここに書いたことを、覚えていただく必要はありません。
大切なのは「この先なにがあるのか」がわかっている状態でいることです。それさえ見えていれば、一つずつ進めていけます。
私たちは打ち合わせのときに必ず、そのご家庭に合わせた一覧をお渡ししています。ご不安なことがあれば、いつでもお声がけください。








