葬儀の打ち合わせや式の場で、ご遺族から必ずといっていいほどいただくご質問があります。
「これは、何ですか?」
祭壇のまわりに並ぶ道具には、普段の生活では聞かない名前がついています。名前を知らないまま進むのは、落ち着かないものです。
このページでは、葬儀でよく目にするものを、難しい言葉を使わずにご説明します。
仏具は、大きく2つに分けられます
私たちがご説明するとき、まずこう切り分けます。
- お供えして差し上げるもの:故人様にお渡しするためのもの
- 飾って差し上げるもの:お見送りの場を整えるためのもの
この2つに分けるだけで、ぐっと見通しがよくなります。
お供えして差し上げるもの
| 名前 | 読み方 | やさしく言うと |
|---|---|---|
| 香炉 | こうろ | お香を焚くための器。焼香のとき、お香を入れるところ |
| 仏飯 | ぶっぱん | お供えするごはん |
| 打敷 | うちしき | 供物台にかける布。場を整えるための敷物 |
| 供物 | くもつ | お供えする果物やお菓子 |
飾って差し上げるもの
| 名前 | 読み方 | やさしく言うと |
|---|---|---|
| 燭台 | しょくだい | ろうそくを立てる台 |
| 花立 | はなたて | お花を挿す器 |
| 三具足 | みつぐそく | 香炉・燭台・花立の3点セットのこと |
| 位牌 | いはい | 故人様のお名前(戒名・法名)を記した木の札 |
| 遺影 | いえい | 祭壇に飾るお写真 |
「置き方は、これで合っていますか?」
これもよくいただくご質問です。
基本の形は、正面から見て中央に香炉、向かって右に燭台、左に花立です。これが「三具足(みつぐそく)」と呼ばれる並びです。
ただし、宗派やお寺様によって細かな違いがあります。ご自宅で悩まれる必要はありません。
式場の飾りつけは私たちが整えますし、ご自宅の後飾り祭壇も、設置のときに並べ方をその場でご説明しています。
名前を覚えていただく必要は、ありません
私たちは葬祭の専門職として正式な名称も使いますが、ご遺族にお話しするときは、できるだけ世の中で通じる言葉を選ぶようにしています。「香炉」よりも「お香を入れる器」のほうが、その場では伝わるからです。
聞き慣れない言葉が出てきたら、そのつど「それは何ですか」とお聞きください。お答えするのが私たちの仕事です。
覚えていただく必要はまったくありません。








